Grey Slacks

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ジャケット同様、スラックスもまた、男として生まれたからには足を通さねばならない。ジャケットがネイビーなら、スラックスはグレー。

アメリカの歴代大統領もネイビーブレザーにグレーのフランネルスラックスで演説していることからわかるように、フォーマルシーンにおいてこの組み合わせにケチをつけられることはそうそうない。

素材は通年使えるウールが間違いない。
ポリエステルならガソリンスタンドの兄貴になるし、カシミアやモヘアならその膝の擦り切れの早さに絶望しかねない。

形は急すぎないテーパード、丈は革靴にワンクッションのシングル仕上げ。
細身ならインコテックス、筋肉質ならブルックスブラザーズがいい。
それぞれイタリア、アメリカの老舗ブランドだけあり、素晴らしいシルエットを持つ。
また、両者ともプロの販売員が在籍するショップでしか取り扱われないので、裾上げは彼らに任せて問題ない。


そしてもうひとつ、自分の足に合うものを二本買うこと。
自分の足に合うスラックスはなかなか見つからない上、すぐに擦り切れるため消耗が激しいからだ。