Blue Jeans
ブルージーンズ。
これほど男のロマンとリアルを投影されたアイテムは歴史上、他にない。
いつ、いかなる時もブルージーンズに勝る男らしさはなかった。
1950年「理由なき反抗」にてジェームズディーンがLeeの101zを履いて以降、つねに時代を象徴するアイテムであり続けた。
汚れても履き込んで色落ちしても気にしない。
ジャケットだろうがTシャツだろうが、着る服を「スタイル」と名付けてくれるのがブルージーンズ。
ベルのようなフレア型の裾を引きずりながら歩いていた頃もあれば、ピチピチのスキニーをビリビリに破いていた頃もある。
しかし現代において最もminimalなジーンズとは、ほどよく動きやすい股上の深さ、色落ちが楽しめるタフな生地の、少しテーパードかかったシルエットのものだ。
男のジーンズはジャケットに合わせるイメージを忘れてはいけない。
これらを併せ持つminimalなジーンズといえば、Levi's505やA.P.C. NEW STANDARDだろう。
濃い色から履くべきだ。
ほどよく色落ちしてきたらまた同じものを買えばいい。
何本も形の異なるジーンズを持つ必要はない。
ひざや裾が擦れて履けないのならカットオフしてショーツにしてしまおう。